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Samsung Galaxy Tab S5e (Wi-Fi)にLineageOSを入れてみる

 Samsung Galaxy Tab S5e (Wi-Fi)にLineageOSを入れてみる


Galaxy Tab S5e (Wi-Fi)は2019年に販売されたWi-fiモデルの10インチタブレット
日本版だとAndroid9までしかサポートされていなかったりと、ちょいと現行モデルでは無い感じ

って代物を、先日イオシスから仕入れてみた
仕入れたのは海外版Wi-Fiモデルで、こいつはデフォルトでAndroid11が入ってる感じで

スペック的には以下のような感じ

SOC:Qualcomm Snapdragon 670
CPU:Octa-core Kryo 360 2 x 2.0 GHz & 6 x 1.7 GHz
RAM:4GB
GPU:Qualcomm Adreno 615
Storage:64G
SD Card:512G
Screen:10.5 inch

とまあこんな塩梅のタブレットだったんですが、LineageOSのページを見るとサポートされていた
※この記事を書いている時点で最新LineageOS22.2(Android15相当)がサポートされている
ならば、と入手して入れて見る事に

実は一度しくじった

で、公式サイトの説明を機械翻訳通しながら眺めていたのですが、他に情報上げてるサイト無いかなぁと探してみたら下記のサイトを見つけまして

LineageOS for microGの導入手順まとめ(Galaxy Tab S5eを使って) - note

これを見るとmicroGって言う言わばGoogle Play Storeもどきを組み込んだ「カスタムOSのカスタム版」的なモノを配布してるサイト」のOSデータを使ってセットアップする方法が説明されていて
「あ、これなら運用楽かも?」と思ってここで説明されているサイトからデータをダウンロード、早速説明を見ながら焼いて見ようと
…と、思って居たのだが、ある手順が必ず失敗をしてしまって先に進めない
一つ前のバージョンにしてみたりとかあれこれ試してみたのだがダメ
取り敢えず様子を見るかと言う事で、特に充電もせず放置する事に

ところが、ある日ふと「microGではなくて最初から本家でやってみたらどうだろう?」と思いつき、まあダメ元でとやってみたらこれが成功
余計な事をせず元から本家でやれば良かったなぁと軽く後悔する事に
※更に言えば、上記サイトの手順も一部間違い?があったりしていて更に混乱させられたのも一つの原因

と言う事でその際の手順を後で自分で読み返すために覚え書きとして記録

1:前提条件としては
  PC側にadb環境がある事
  タブレット側はAndroid11になっていて一度でも起動している事
2:開発者向けオプションを有効にして、OEMロック解除を有効化する
3:SamsungサイトからOdinと言う公式データ焼きツール?と、Samsungデバイスのドライバをダウンロード

SAMSUNG_USB_Driver_for_Mobile_Phones.exe
Odin_3.13.1

4:LineageOS公式サイトからOSデータをダウンロード
  必要なのはOS本体のzipファイル、vbmeta.img、recovery.img
5: ダウンロードしたら、imgファイルをtar化する
  PowerShellを管理者モードで起動、以下のコマンドを実行
  tar --format=ustar -cvf vbmeta.tar vbmeta.img
  tar --format=ustar -cvf recovery.tar recovery.img
6:本体の電源を切った状態から、ボリュームのアップダウン同時押し+電源オン
  「bootloaderのアンロック」的なコマンドを選択する
7:再起動するので再び電源を切った状態からボリュームのアップダウン同時押し+電源オン
  ダウンロードモードと言う状態で起動してくるので、Odinを起動、「AP」にチェックを付けた状態でvbmeta.tarを選択してアップロード
8:再起動するので再びダウンロードモードにする(手順は同じ)
  OdinのAPにrecovery.tarを選択、オプションでAuto Rebootチェックを外してアップロード
  アップロードが終わったらボリューム下+電源を7〜8秒程度長押し
  電源が切れたらボタンを放して、すぐにボリューム上+電源を長押し
  成功すればLineageOSのロゴが表示されたリカバリーモードが起動する
  が、失敗したら普通に元のOSが立ち上がるので7〜8手順を繰り返す
9:リカバリーモード起動に成功したら、「Factory Reset」を選択してリセットを行う
  次に「Apply Update」、「Apply from ADB」を選択
  PC側から「adb -d sideload (アップするOSのzipファイル).zip」を実行
  47%程度でアップロードが終わってしまうが気にしない
10:Google Play Storeを使用する場合はアドオンパッケージを予めダウンロードしておく

該当するバージョンのgapps

  タブレット側は9の状態のままの筈なので、続けてgappsをアップロード
  PC側から「adb -d sideload (アップするgappsのzipファイル).zip」を実行
  アップが終わると「Signature verification failed」と表示されるがYesを選択
11:リカバリーモードから「Reboot system now」を選択する
  多少時間はかかるが、再起動したらLineageOSのロゴが表示されて起動してくる

以上の手順でOSが変更出来る

で、お試しでいじってみた感じでは体感では十分普段使い出来る程度の性能がある様に思える
流石は多少古くてもスナドラだなぁと言う感じ
試しにゲームを入れてみたが、こちらも多少もたつく感はあれど普通に動いていた(試したのは放置少女)

と言う事でお手軽に使う感じの10.5インチタブレットが安値で手に入った感じとなった